正面から威圧されるのが苦手
●正面から近づくヤツはライバル? 見知らぬ犬に対してはもちろん、見知らぬ人間にも犬は、敵ではないかという警戒心を抱きます。人間社会で生きていけるよう犬に礼儀を教える一方、人も犬に対して敵ではないことを示す礼儀が必要でしょう。 礼儀の一つは、真っ正面から近づかないこと。見知らぬ犬同士が出会うと、正面からではなくお互いわきから近寄って、においをかぎあいます。...
View Article飼い主よりおやつが好き?
●おやつの魔力に負けない犬もいる 人間の子どもなら、「知らない人からむやみに食べ物をもらっちゃダメ」としつけることができます。でも犬の場合はそうもいかないようです。 なんといっても食欲は、動物すべてにおける最大の欲望。魅力的なにおいがすれば、誰の手からもつい受けとってしまうのが犬の性です。おやつや食べ物につられて、知らない人について行ってしまうこともあります。...
View Article本当にくつろげるのは自分だけの「家」
●犬にもあるプライベート感覚 同じ家族でも、それぞれプライバシーを守れる部屋がほしいと思うのと同じで、家族の一員である犬も、自分だけの場所をほしがっています。犬は群れの動物とはいえ、野生でも自分だけの巣穴があり、他の仲間と接触しない空間をもっています。気を使う来客や騒々しい子どもたちから離れ、ゆっくり安心、できる場所を、犬たちにも与えてあげたいものです。 ●「家」は犬に選ばせてみて...
View Articleなわばり意識で神経ビリビリ
●オオカミの“居住区”が犬のなわばり オオカミの群れのなわばりは、32k㎡という広大なものだといわれています。なわばりの境界線は、おしっこやうんちでにおいづけし、侵入者がいないかどうか、常に見まわりが行われています。この広大ななわばりの 中には、居住区という小さななわばりがあります。簡単には移動ができない、母オオカミや子オオカミなどが暮らすのに必要な区域だけに、ここはとくに厳重に警護されます。...
View Article視線で伝える敵意と好意
●相手の出方をうかがいあう 「目は口ほどにものをいい」といわれるように、犬にとっても視線は重要な意思伝達手段です。 犬同士が会うと、正面からじっと見つめあうことがよくあります。遊びのなかでの見つめあいは問題ないのですが、知らない犬同士では、見つめあうときの視線に重い意味がこめられています。 見つめあいをしているとき、犬はとても緊張しています。相手がいつ何をしかけるかわからない状態だからです。...
View Article狩猟本能に火がついて逃げるものを追う
●ハンターの本能が目覚めて飛び出す 犬が向かって来たとき、「走って逃げてはダメ」とよくいわれます。逃げれば逃げるほど、犬は追いかけて来るからです。 犬は、野生時代に獲物を追いかけていたので、動いて逃げて行くものがあれば、必死に追跡しようとする本能;が残っています。そのため、それがウサギやネズミなどの動物であろうと人間であろうと、あるいは自転車や...
View Article突然襲いかかる原因不明の攻撃行動
●ジキル博士とハイド氏? 飼い主が「うちの子は攻撃的で困る」と感じるとき、たいていは説明がつくものです。性格が攻撃的、なわばり意識が強い、捕食本能が強い、自分が優位だと思っているなど、いろいろな理由があります。...
View Article犬はいつも飢餓感におびえている
●出されたものはすべて食べる 「うちの子は食い意地がはってる。あればあるだけ食べてしまうんだから」などと、愛犬を非難しないでください。いま食べられるものは、ともかくみんな食べてしまうというのは、本能的な自己防衛なのですから。...
View Articleあらゆるものをにおいで判断
●犬はにおいの世界に生きる 犬の五感でもっとも優れているのは、もちろん嗅覚です。鼻の奥ににおいを感じる喚覚細胞がありますが、その数は人間の500万個程度に対し、犬はなんと1億5000万~30億個と推測されています。この膨大な数の嗅覚細胞に支えられた犬の嗅覚能力は、人間の100万倍といわれています。...
View Article
More Pages to Explore .....